誰にでも仏性があるように、アートする心はある。しかし、それは、誰にでも破壊への衝動があるように魔性を共存させているということだ。アート、創造性のみを追求できればこんなに目出度いことはないのであるが、常に反対のベクトルが働いている。それは、認めたくないかもしれないが真理なのである。そして、それが人間という種、動物の宿業でもある。
ところで、我々のこの宿業からの救済は、果たして可能なのか?、、、。
これは、重いテーマである。
ただ、私自身が言えることは、私を含めて個々の人間の努力にかかっているということだけは、確かだろう。どちらを選び取るか? それが問題だ。

