正に実りの秋、我が家の周辺でも黄金色に染まり、稲刈りが真っ最中です。
今秋11月~12月に渡る田植プロジェクト2016イン・ネパール(英語版)
の案内ができましたのでアップします。
少々気が早いかもしれませんが、私を含め多くの方は季節も体のコンディションも最高の時期をむかえることと思いますので、勢いをつける意味でも早めのお知らせです。


秋に田植ということで、なんか変と思うかもしれませんが、ネパールは、人種・言語
が(80~100種)、文化が多様というだけでなく、気候も多様なのです。南側インド
よりのタライ平原は、亜熱帯に始まり、北方はご存知、ヒマラヤの高山帯で極地並み
の寒帯です。日本の3分の1強の狭い国土に係わらず、ほぼすべての気候帯を備えて
います。その意味でいえば、日本同様、世界の縮図のような国なのです。
今回のプロジェクト会場は、南方のタライ地方にほぼ位置しています。よって、亜熱
帯ですので、日本のような冬がありません。水さえ確保できれば、ほぼ一年中、米が
採れるのです。そのようなわけで11月、12月の田植も可能というわけです。しか
し、私が今回プロジェクトを実施するヘトウラ・ハルナマリ村は、2期作が実情で
す。そして、多くの農家が、大型トラクターを使うようになり、機械化が急速に進
行、近代農法に変化しつつあります。この農法は功罪が大きいですね。
いつも思うことなのですが、海外の国々の実情をいち早く理解するには、農業がどの
ようにおこなわれているか?どのように扱われているかというところをみると早いと
思います。何せ農業は、「食」という人間世界のベースを支えているものですか
ら、、、。